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エステコラム“ハート&ソウル”玲子プロフィール

Vol.46 - 「観相学と緩和ケア 〜目の色〜」-
 

私が緩和ケア病棟で週末末期癌の人のケアに携わるようになって早7年ほどになります。
年間120回(人)前後の方とアロマを使った脚のケアで私は関わりを持っています。
この7年の中にはいろんな出会いと別れそして気づきがありました。
そしてあっと言う間に過ぎ去った時間だったと思います。
このコラムを書いている今日も、彦根市立病院緩和ケア病棟に午前中いました。
今日お会いした人の中に、名古屋の大きな病院から紹介されて4ヶ月程入院されている方がいます。
その病室で感じたことを書こうと思いました。(暗い出だしですが内容は暗くないのでご安心を)

題名「目の色」。

これは患者さんの家族の方が目の色を診て、身体が悪いのか元気になったのか無意識に見て感じて発しておられた言葉の内容が、観相学で教える内容そのものだなと思ったからなのです。

彼女は50代の女性なのですが、本人曰く「今日の朝方の目覚めまであの世においで〜おいで〜されていた」とのこと。ここ数日親戚の方が「峠なのでは・・・」と病室に集まっておられるような状態でした。

親戚の方が彼女と話しをされている中に「状態の悪い時は目の色が灰色だった」と・・・
「でも今は目の色が黒色をしている。元気なんだわ」と・・・

「目の黒いうち」という表現が使われるように、瞳が茶色かねずみ色になっている人は体力の衰えが激しい人であったり、もともと体力に自信がなく育った人として観相学では教えます。
「目に力がある」とまではいかないのですが確かに私からの見ても目が黒いのです。
そしてここ数日間を取り戻すかのごとく、とにかく沢山話をしたいとばかりに口が渇くまで話をされます。
喉が渇くから水を飲むのではなく、とにかくしゃべりたいからしゃべるから口が渇き、そのための口を潤すために水を飲むという姿なのです。
決して状況はよくない・・・でも心のありようから「目が黒くみえる」という状況を生んでいるのだな・・・と感じた時間でした。

緩和ケア病棟で関わる方たちの多くは、目の光に力がなく濁っている人が多いのが現状です。
体力が弱ってきて、特に内臓に病気があると目に光が失われると観相学では教えます。
ですが目は心の窓。今日お会いした違う男性患者さんは明日「土日退院(自宅に帰れる)」その嬉しさで目に光がさしていました。(前回お会いしたときと違い)そう顔はいろんなことを物語るのです。

一般の私達が目に関して思い当たることは「目が疲れる・かゆみ・ぼやける・視力低下」などが身近でしょうか。
漢方では「肝は眼に開孔す」とか「肝は血を受けてよく視る」とされ肝臓と密接と考えられています。
疲れや老化、病気で肝臓の力が落ち、こうした作用が低下すると大きさのわりに血液を多く要求する目に症状が出てくるのですね。「酔眼朦朧〜すいがんもうろう」などに見る(よくお酒を飲みすぎて肝臓を酷使した翌日などになる状態)のような眼の在り方より、眼は出来れば常に、病棟でお会いした二人のように黒目が大きく見えたり・眼に光があったりしたいものです。

だって瞳孔の大きさは自分の意思でコントロールできないのですよ。
全て自律神経によって調整されているものなのです。

黒目に見える・・・其の時々で本人が好ましいと思った状態に対して瞳が大きくなった姿。(よく好きな人を見るときは瞳が開き、好きでない相手のときは瞳が収縮すると言いますね)
眼が輝いて(光がある馬眼)見える・・・嬉しいという自身の感情に移入している状態。(馬眼の人で多いのは女優さん。眼がウルウルすぐ出来る人。すばやく感情移入できる役者さんのことを千両役者といいます。まぁ一般人はそんなに必要ないかもしれません)
二人のその時はこのような状態であったのだなぁ〜。と身体を触れ然り。話しを聞いて然り。顔を眼を見て然り。の導士セラピストなのでした。




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